kintoneを見て、第一印象はサピエンスに近いなあと思ったが、根本から違った

 最近、職場でkintoneを使ってちょっとしたものを作る機会があった。

 

kintone.cybozu.com

kintoneの第一印象 サピエンスみたいだなあ

その前に、サピエンスってなんだよ?! 

業務ロジックからDBやロジックを自動生成するソリューションのようです。

 

www.sapiens.co.jp

 

実際に使ったユーザの意見を読んでみると・・・

 

www.tojolab.com

 

 

サピエンスの特徴は、こんなことだろうか

 

1:データとその関連性を記述すると、それらをコンピュータ上で処理するためのモデル、ビュー、コントローラのようなものが生成される。

 

2:(モデル、コントローラに相当する)ソースコードは生成されない。

 

3:ソースコードを書くというよりは、データに対するルールを記述するといった感じ。

 

4:その結果、作成する必要があるソースコードの行数は数十分の1以下になる。

 

5:その他の、環境依存的なところはサピエンス側で調整。

 

いわゆる基幹系(受発注や在庫管理など)でオンライン(常時データをやりとりし、処理する)システム向けのようだ。

 

サピエンスは基幹系の思想が根底にある

両社の公式サイトの記述のまんま。

 

サピエンスに関しては、1982年に製品化。*1

その後もメインフレームから、Windows Linuxなどのマシーンにも対応するようになってきてます。

 

さらに、下記の主張を見ると

当社の主張 -手作りにしますか、パッケージの利用ですか?:サピエンス・ジャパン株式会社

当社の主張 -コンバージョンですか、再構築ですか?:サピエンス・ジャパン株式会社

 

自社の事業にあわせて、快適なツールを作りなおすとのこと。

ハードウェアは自前で買ったり借りたりするんだろうなーと想像。

 

kintoneはやっぱりサイボウズ?いろんなものをつなぐインターフェイス

 

他方、kintoneは

株式会社バルス様 導入事例 | 二週間で構築した発注残管理システム | サイボウズのビジネスアプリ作成プラットフォーム「kintone」

 

などのように、在庫データなどは別のサーバに保存されていて、インターフェイス的な部分をkintoneが担っているっているって感じ。

 

もちろん、kintoneアプリはサイボウズが管理しているサーバの中で動いてます。

 

 

余談1:当時、本音ではサピエンスの導入に賛成だった

当時事業会社の情報システム部門で働いていた私ですが、個人的には非常に興味がありました。

 

ただし、サピエンスが対象としていそうな、ある程度以上の規模がある日本企業*2で、かつ何十年も使っている(オープン系でない)汎用機で動いているシステムを使っているような会社には、かえって受け入れられにくいと思う。

 

ざっと、こんな理由で。

 

1.当時は不具合改修&エンハンスで手一杯なので、一からリプレイスは困難。

2.リプレイスする場合、いままでの資産を放棄することになる。

3.実施後、そんなに多くの人が要らなくなる。

4.今までなにやっていたんだ!となる危険が大きい。

 

個人的な考えは、システム上で動くビジネスロジックと、そこから生み出される利益こそが価値ある資産であり、現状に合わなくなったプログラムは放棄することもやむをえない。とはおもうんですけどね・・・。*3

 

 

 

余談2:基幹系と業務系は(系統的に)切り離せ!

 現在の「Webエンジニア」として取り組んでいる仕事は、基幹系と情報系どちらかなと思い、基幹系システムと業務系システムという言葉の意味を、あらためて調べた。

下記サイトによると、大まかにはこんな感じ。

 

基幹系:購買、生産管理などその会社の業務プロセスに密接するもの。欠かせない。

情報系:メールやグループウェアなど業務を効率化するもの。止まっても不便だが業務はできる。*4

 

www.graffe.jp

 

これによると。作り方は情報系的な柔軟性が求められるが、れっきとした業務のプロセスの一部なので、基幹系システムといっても差し支えないかも。

 

十数年前の情報処理技術者試験のテキストに書いてありそうな内容でした。

が・・・むしろ重要なのは、基幹系と情報系は分けて考えろということ。

 

 

業務の効率化・高度化を目指すための情報系システムが、基幹系システムに対して影響を与えてしまうのは本末転倒です。これは、逆の視点で見れば、基幹系システムが、情報系システムの柔軟性を失わせる足枷となることを意味します。

 

個人的には、このように解釈。

社内各事業部から頻繁に出てくる要望は、どちらかというとこういうデータを取り出したいとかの情報系っぽい要望。(業務プロセスを大きく変えたいようなことはめったにない)

高度な信頼性、安定性が求められる業務系システムは、必要な機能を厳選し構築。

情報系で扱うものは基幹系から引用、複製してデータとしては完全に独立させて・・・となるのだろうか。

 

 

*1:まだファミコンは発売されてません。パソコンやスマートフォンを一人一台なんて具体的に想像することができない頃です。

*2:業種にもよるが、グループ全体で従業員500人以上とか、いわゆる中堅企業以上の規模

*3:こんな考えを持ってる時点で、ベンチャー企業とかのITエンジニア的なんだろーな

*4:いや。こっちも止まると仕事にならないですって!